今回ご紹介するのは2時間で完成したオムツポーチです。
2時間というのは裁断~ビタットを接着剤でつけるところまで。
夜作業をしているため穴あけやカシメ付けのような音が出るものは後回しにしてます。
【パターン】おしふきがさっと取り出せるオムツポーチ★無料公開中
【生地】バンビーナテール
子どもっぽい可愛さが超お気に入りのこの生地、この作品で使い切りました。
おしりふきがさっと取り出せるオムツポーチは作るのに時間がかかります。
正直面倒です。そう、面倒だからこそパターン&レシピを公開したのです!
あ、違う。育児を頑張るママのためです。面倒だから、っていうのはその次ね。うん。
先日ご紹介したリバティのオムツポーチを制作された難波さんが
いかに作るのかが大変かを数字で表してくれました。
咲牛印で公開すると作る意欲が失せてしまうのでは・・と心配されましたが
カウントしたことなかったのでその発見が嬉しくて紹介したくなっちゃった。
「あのオムツポーチの、何がそんなに大変なの?」と、結構いろんな人に聞かれたので、まずは「裁断に2時間かかる」を、視覚的にご確認下さい(笑)
1個分で、全20パーツなり。ノッチ(という目印の切り込み)をあちこちに入れるのに時間かかってる気もするなぁ…このオムツポーチを縫うために必要な縫い回数は、合計48回であることがわかりました。
「ミシンの針を下ろし、縫い、糸を切る」までを1回とカウント。
※ただし縫い間違いや縫い直しは一切ないものとします。
パーツが20こというのは多いですね。48回というのは意外に少なく感じました。
この形にして3年くらいでしょうか。
初めは4時間くらい、慣れてからも3時間くらいかかっていました。
早いのか遅いのかわかりませんが、”子どもを寝かしつけた後に縫えるのは1つ”と考えると決して効率の良いものではありません。
ミシンを響かせられない夜中や早朝に裁断をして、子どもが寝たら縫製しています。
それが2時間に短縮されたんです!
どんな裏技が・・・、すみません、裏技はありません(^^;
早かった理由はこの3点
裏技ではありませんが早く作れた理由
- ノッチを入れない
- 柄あわせしない
- フラップのカーブはピンキングばさみでカット
ノッチ入れない
ノッチ(目印)が沢山ありますが自分で作るときは持ち手位置以外は入れていません。
だってただの中心の印なんだもの~。
表と内を合わせてから半分に折ってチョキッとしています。
立体ポケットのタックは端から1/4の位置にあります。つまり半分の半分。
折って位置を決めています。
ノッチを入れないだけでだいぶ時間短縮になってると思います。
そもそも殆どのパーツは表・内の2つあるけど縫製したら合わさるのでどちらかに入っていれば大丈夫。
※慣れるまではノッチ入れてキッチリ合わせることをオススメします。
柄あわせしない
ここ何作品か柄あわせしてきました。
柄が合っている方が美しい。その手間こそが手作りの醍醐味でもあります。
しかし今回の作品は前胴にストライプ、フラップにプリント生地といった具合に生地を変えているため柄あわせの必要がありませんでした。
こうするとだいぶ楽ちん。
フラップのカーブはピンキングばさみでカット
これはウェットティッシュケースのレシピのstep3載せています。
カーブにハサミで切りこみをいれるよりも断然早いです。
布合わせのコツ
前回アップした春色オムツポーチ、
元アパレル店員の方に「柄×柄が上手く合わせられる方はおしゃれ。色彩感覚バッチリ」とお褒め頂きました。
柄×柄は難しくてセンスが必要だと思います。お褒めいただいたけど苦手なんです(^^;
パッチワークは布合わせの頂点なので出来る方、本当に尊敬します。
私はいつだって柄×無地か、柄×シンプルです。
その合わせ方は柄の中の1つの色を使う。
これは着付けの先生に教えてもらったことです。帯と着物の合わせ方、ということで。
バッチリ同じ色があれば違和感なく合うはず。
もう一つのポイントは
色相(色あい)を合わせるよりも彩度(鮮やかさ)・明度(明るさ)が近い色を選ぶこと。
特に彩度がポイント。
色相・彩度・明度はGoogle検索すれば分かりやすいサイトがいくつもヒットするので説明は省きます。
例えば
柄にショッキングピンクがあるからピンクつながりでコーラルピンクを選んでも合わないよー、ってことです。
■■■ショッキングピンク
■■■コーラルピンク
それなら彩度・明度の近い違う色の方が合います↓
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ピンクで合わせるなら色相・彩度が同じで明度が違う色があいますね↓
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プチ色講座オワリ。
ショッキングピンクで説明してきたけど苦手な色です(笑)
PCだと色がコードで表せるので簡単に色合わせ出来ますが、
実際布を見ての色合わせは感覚でやる部分が大きいです。
今回は色鉛筆に入ってそうな彩度(鮮やか)な柄だったので、合わせた布もそんな鮮やかな色です。