ご無沙汰しております。10日ぶりの更新です。
忙しかったわけではなく、更新するネタがなかったのです(^^;
今月は家族のための手芸月間と決めたので息子のパジャマやハンカチ、プールバッグなど作っていました。
何も凝ったものではなく無難に。
パジャマのズボン。てぬぐいで。
夏は、パジャマらしいパジャマを購入することは少なく、
染みが取れなくなった、とか、柄が気に入っていないテキトーなTシャツをパジャマにしています。
でもズボンは普段着のものでは着心地が悪いからニットの物を。
・・・それを長男はよく破きます。パジャマ姿でスライディングしてるのか?!
家族月間なのでパジャマズボンは作る!
で、作ったのがこちら。
【生地】ダイソーのてぬぐい(シロクマ-サイズ120、てぬぐい4枚使用。クジラ-サイズ100、てぬぐい2枚使用)
【パターン】家族で着れるじんべい&ゆかた―クライ・ムキ パターン・ソーイング (Heart Warming Life Series)よりじんべいのズボンをサイズ120と100で。
家族で着れるじんべい&ゆかた―クライ・ムキ パターン・ソーイング (Heart Warming Life Series) | ||||
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作り慣れているじんべいの型紙で。
折り伏せ縫いや袋縫いで布端がキレイに隠れるのが気に入っています。
また、ミシンに負担をかけないよう布の重なりが少なくなるよう工夫されているのも助かります。
ダイソーの手ぬぐい、可愛い柄がいっぱいで
子どもと買い物行っている時「好きなの選んで」と買っちゃいました。
そんな流れでパジャマセット
よくよく考えたら長男は余分なTシャツ少ないのでパジャマの上も欲しいな、と思い新たに作りました。
【生地】またしてもダイソーのてぬぐい、9枚使用←大きなハギレがいっぱいでました
【パターン】楽しいプリントパジャマ(大塚屋)
感激です。
だって、2つも苦手を克服できたから。
因縁のパジャマ作り
今でこそソーイングのレシピサイトだなんて宣言しちゃうほどソーイングが好きですが、
中3の頃、苦手だと感じ、その後10年近く苦手と思いこみやっていませんでした。
苦手だと思ったきっかけがパジャマ作りです。
中3の家庭科は半年(いや、1年だったかも)かけてパジャマ作りでした。
布の選び方、型紙の写し方、縫い代の取り方、ひとつひとつ丁寧な授業だったと思います。
かすかな記憶でしたが今も役に立っています。
厳しい先生で忘れ物したり、少しでも間違うと怒られました。
ズボンの脇の長い直線を縫い、最後返し縫いせずに糸を切ってしまったとき、後から2回くらい重ね縫いしました。
「ダメ。リッパーで全部縫いほどいてやり直し」
Clover リッパー 21-511 | ||||
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ここで家庭科が嫌いになりました。
先生は正しいものを仕上げること、そしてリッパーの使い方も学ばせたかったのかもしれません。
今ではリッパー様と呼ぶほどお世話になっていますが、それは明らかな失敗のときであり、
返し縫いを忘れたくらいなら、2、3回の重ね縫いでOKにしちゃう。
※今は返し縫いが習慣づいているからまず忘れないけど。
家庭科は月曜の1,2限。
朝礼で気分悪くなって保健室で休むのがパターン化していた私は遅れまくり、更にやる気を失いました。
朝礼のたびに保健室、というと体が弱いように聞こえますが、小中高と12年間無欠席な程、健康優良児でした。
すっかり大人になった今思い返すと、情緒不安定な時期だったからかな。
仲良かった友達とクラスが離れ、クラスの中で仲良い子がいない。クラスの雰囲気が良くない。受験生なのに成績が下がる一方。
今でこそ楽しくなかった原因を書き出せますが当時は、立っていたから貧血で気分が悪くなった、と思っていました。
遅れると休み時間にやらないといけないけれど、
ただでさえ好きじゃなくなっていたので休み時間使ってまで作りたくなくて、私のパジャマは途中のまま終わりました。
これがしばらく「裁縫が苦手」という根源に。
そんなわけでボタンホール縫いも今回が初めて。
コンピュータミシンは賢いね。ボタンセットするだけで自動で全部縫ってくれました。
私はリッパー様で穴あけただけ。
好きに作るなら楽しい。でも苦手意識は・・・
大人になり、新しいミシンでランチョンマットや簡単なバッグを作るようになり少しずつ好きに。
エプロンが欲しいな、と思ったとき「簡単そうだから作ってみようかな」と本を立ち読みしました。
この本の「エプロンくらいは作ってみたい」という副題から簡単そう、と思ったのです。
エプロン作りの基礎ノート―エプロンくらいは作ってみたい | ||||
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でも・・・
見返し?完全三つ折り?
ワカラナイ。中学のときパジャマ挫折した私は ”エプロンくらい” も作れないんだ・・・。
手芸店に置いてあるA4用紙1枚に書いてある簡単そうなレシピも見てもよくわからない。
苦手だから・・・。
【補足】このときは立ち読みだったので分からない言葉が出て諦めてしまいましたが、この本自体は図解があり初心者でもじっくり見れば理解できるものです。
A4一枚より、六枚の方が簡単?!?!
そんな苦手意識を払拭してくれたのが2つのパターンサイトです。
Peachmadeさん
一つ目はオムツポーチの無料パターンが有名なPeachmadeさん!
一工程ごとに写真と説明が付いていてとってもわかりやすい!
ファスナがーが付いているものなんて難しいと思い込んでたけど、手順通りに作ったらちゃんとポーチが完成しました。感激!
初めて型紙を購入したのもここ。トートバッグ。
マチを別布で作るタイプで、角を上手く縫うポイントが詳しく説明されていてとてもわかりやすかったです。
Pattern Labelさん
次に知ったのがパターンレーベルさん。
レシピが届いたときには「Step60?!」そんな工程が多いの?!難しそう・・・。
と怯んだものの全工程図解入りでものすごく分かりやすくて迷うところが一切なくレシピの通りに作ったらちゃんと完成。
既製品みたいなバッグが作れた!私すごい!上手くなった気分になれる魔法のレシピ。
↑母への誕生日プレゼントに。
もしや工程が多い方が親切?
ここでようやくA4一枚のレシピが難しいことに気付きました。
複数の工程を1つのイラストに言葉短く詰め込んでいるので基礎をわかっている人、いくつか作品を作ったことがある人にしかわからない。
例えば「表に返す」と書いてあるだけでも、「表に返して角を出す。角を出すためには表から目打ちを使う」と理解しなければいけない。
中表、見返し、完全三つ折り、角を出す
どれも専門用語には見えないけど、理解できそうなのに理解していませんでした。
それがA4一枚レシピを難しいと感じた原因。
その経験から咲牛印のレシピは一工程ずつの写真or図解つきを徹底しています。
パターンレーベルさんで服のパターンも購入して作りました。
そのおかげさまで今回、A4一枚レシピでパジャマが作れたんです!
因縁のパジャマ。
苦手だったA4一枚レシピ。
2つ同時に克服できたー!
レシピサイト名乗っておきながらこんなレベルでごめんなさい。
今は本屋さんに行っては手芸関連の本ばかり読んで買っています。
最近読んだこの本は基本がわかって勉強になりました。
誌上・パターン塾 Vol.1 トップ編 (文化出版局MOOKシリーズ) | ||||
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物事を習得する手順は人それぞれ。
中学の家庭科の授業、作る前の授業をしっかり聞き、先生の説明通りに作り、指摘されたら直す。
それが理想だったとは思いますが、悲しいことに私は頭を使うのが好きではなく先に手を動かしたいのです。
とりあえず作ってみる
↓
失敗
↓
作り方をちゃんと見て作り直し
↓
キレイに完成
↓
改めてどんな作り方か復習
それを繰り返した後、やっと基礎を知りたくなりました。
知識よりも経験で身につけるタイプです。
でもやっぱり知識は大切。作りつつ本で勉強します。